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  • 06 Ara 2023, 03:36
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文化村ル・シネマにて小津安二郎監督『東京物語(1953)』を見ました。原節子と初めて組んだ『晩春』のねらいを聞かれた小津は「泥中の蓮」という例えで説明しましたが、『東京物語』の原節子は例えでなく「泥中の蓮」そのものとなったように思えます。「泥中の蓮」について小津は「つつましく、美しく、そして潔らかに咲いている生命」と語りますが、尾道を離れる間際の紀子=原節子は、生命としか言い表せません。「眩そうな顔をした人」の妻と母と妹が手を携えるさまが、比喩でなく捉えられる美しさ。別れ際に紀子が京子の手を取る時、亡くなったとみが甦る。「どこか心のすみで何かを待っている」という「何か」としかいえない「何か」。

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勝ち虫
18 October 2026 15:14

東京国立博物館 大徳寺 前期 図録は牧谿《観音猿鶴図》の論文が個人的にはうれしい。去年、京博で見た北宋 李公麟の観自在観音像を思わせるという白衣観音図、行方不明とされていた明治に狩野友信が模写したという「牧谿の五幅対」についても書かれていて《観音猿鶴図》に1歩近づいた気がしました。 nhk-groupmall.jp/products/dai...

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奥泉光『木蓮記」 明治の洋画家・松枝漠園の自伝という体裁をとっての幕末から明治にかけての時代/風俗/家族の幅の広い物語。 語る時代/出来事の順番を入れ替えたり、組み合わせの妙をいかしたり、「この話は後に」と先送りしたりと、巧みに物語の謎の中心が最後に明らかになる語りの手管に感心。 また、幕末前後の世情、風俗についてのしみじみとした描写、最後に分かるタイトルの意味も心に残る。 さらには前作「虚傳集」の登場人物も絡んできたりと企みの多い作品。

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勝ち虫
18 October 2026 15:13

東京国立博物館 大徳寺 前期 冒頭の《虚堂智愚像》(中国・南宋時代)が素晴らしい。牧谿《観音猿鶴図》は《龍虎図》と組合せ五幅対に。狩野派だけでも正信、元信、松栄、永徳、探幽の重文や国宝。春屋宗園の賛がある《布袋図》(16世紀)が初公開と日本の美術史を見るようでした。前期11/8迄 daitokuji2026.exhn.jp

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勝ち虫
18 October 2026 10:22

永青文庫 白隠ワールド-細川護立コレクションのはじまり 前期 江戸時代の禅僧・白隠慧鶴の禅画の展覧会。禅画は水墨で奇妙な絵という感じですが《地蔵菩薩図》など見ると非常に上手い。彩色した作品や高弟の作品も見られて良かったです。早稲田大学會津八一記念博物館と共同企画、前期は11/3迄 www.eiseibunko.com/exhibition.h...

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