a-piranha.bsky.social
夢女 znzrとgnsn
👤 Joined on 17 October 2024
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@a-piranha.bsky.socialtkak君にもらった第二ボタンと参考書。あの日からだいぶ先、二人の住所が同じになる少し前。引っ越し準備の途中で見つけたtkak君が「まだ持っていてくれたんですか」と懐かしそうに微笑んでくれたのは記憶に新しい。
Show Post「君が僕のことを一年待っていてくれるなら。僕も君を待っていますよ」「え?」 「おや。君の好意には気付いていたつもりだったんですが。違っていましたか」「ちょ、ちょっと待って!え、いつから?」「気付いたのは一年前くらいですが。遠距離になってしまいますし、言わないでおこうかとも思っていました」突然のtkak君の告白にフリーズしていると、くすくすと笑ったtkak君が私の前に小さな何かを差し出した。「待っているという約束でもらってくれませんか。第二ボタンです」「もう誰かにあげちゃったのかと思ってた」「これは好きな人にあげたい物でしょう?」
Show Post「これは僕が使ってみて、一番良かった参考書です。重要な所には付箋も貼っていますし、役立つと思いますよ」「嬉しい。ありがとう!」思っていたのとは真逆のプレゼントだけれど素直に嬉しい。「君なら僕と同じ大学も難しくないと思いますよ。まあ、ご両親が県外に行くのをご了承してくれればですが」「本当にそう思う?」「ええ」tkak君がそう思ってくれて心強いけれど、一年先に大学デビューを果たしたtkak君はすぐに綺麗な彼女ができるに違いない。校内でイチャイチャしてるの見たら立ち直れないかもしれない。一人でそんな想像をしていると、tkak君が私の顔を覗き込んだ。
Show Post学びたい学科もあるけれど、さすがに追いかけるのはもう難しい。それならせめて、好きだった思い出に第二ボタンが欲しかった。でも卒業式後に見かけたtkak君の学ランからは全部ボタンが消えていた。それを思い出してがっかりしていると、tkak君が「そういえば君に渡したい物があります」と言った。「渡したい物?」まさか実は第二ボタン取っておいてくれたとか。淡い期待に胸を膨らませていると、にっこりと笑顔でトートバッグから差し出したのは使い込まれた参考書。
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