bandeapart-xxx.bsky.social
👤 Joined on 07 September 2024
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@bandeapart-xxx.bsky.social『なみのこえ 新地町』鑑賞。特徴的だったのは、福島第一原子力発電所からわずか50kmという地理的な近さから放射能の不安が率直に語られている点。他にも対話するペアの関係性が他の2作より会話から徐々に判明する面白さがある。役場の元上司と部下の対話では、若い方が話しているのを無言で聞く年配者の顔をじっくり捉えた切り返しが印象に残った。漁師の親子の対話で、喧嘩腰で父親の漁師の世代の危機感の薄さに喰ってかかる息子と、俺には分からないと現実に向き合おうとしない父親との断絶は、他の対話には無い緊張感が走っていた。ラストの雲によって道路の影が素早く動く俯瞰のロングショットが素晴らしい。
Show Post文化村ル・シネマにて小津安二郎監督『父ありき 4Kデジタル修復版(1942)』を見ました。戦時下に製作され、敗戦後GHQにより戦争に関わる7分間をカットした戦後版ではなく、ロシアで発見されたフィルムに残っていた検閲箇所を加えた修復版92分の『父ありき』、今回ようやく見ることができました。「海ゆかば」、日露戦争の軍神・廣瀬中佐の「生気歌」、徴兵検査甲種合格という細部が加わり、どこか異様な『父ありき』が、より謎めいた映画として甦りました。引率した修学旅行中の水難事故で生徒が亡くなり、笠智衆は教師を辞めます。その時、口にされる「怖くなった」という言葉が、鮮烈な印象を残します。これ戦意高揚映画なのか?
Show Post木村荘十二『兄いもうと』@国立映画アーカイヴ 鷲谷花さんのレクチャー回 実業家木村荘八の30人中12人目の息子という木村荘十二、傾向映画から映画国策・満映へ、戦後は独立プロでの教育映画や文化映画へと波瀾万丈。鷲谷さん曰く「ゴジラの隣に銅像建ててもいいくらい」P.C.L.→東宝に貢献しているのに省みられていない作家とのこと。少し前、成瀬巳喜男版『あに・いもうと』鑑賞後たまたまYouTubeで木村荘十二版を観てびっくりしていたところ。大きいスクリーンで観られてよかった。「『水辺』の作家」という焦点の当て方に納得。 filmarks.com/movies/20583... #Filmarks
Show Post国立映画アーカイブで『彦六大いに笑ふ』鑑賞。本編前に「或る日のP.C.L」というというタイトルで『音楽喜劇 ほろよひ人生』の撮影風景の上映あり。2階がビリヤード場、1階がカフェという室内で映画の大半は展開されるけど、特に2階のビリヤード場は冒頭からタップダンスの練習場として使われるし、洋風の中に父の彦六が居座る畳の間も設えられておりユニーク。日本映画的では無い広い空間の中に人物が配置されるので、舞台劇のようにカット割は少な目でカメラが動き人物を捉える。彦六演じる徳田夢声と後半から登場する彦一役の丸山定夫の掛け合いが見もの。汽車の煙が立ち登る窓のショットや終盤でのロケーション撮影が良い。
Show Post『長崎の子』『うなぎとり』鑑賞。どちらも子どもを主体とした作品で、両親や片親を亡くした家庭という戦争の爪痕が残る。先日観た『彦六大いに笑ふ』とは対照的に全編ロケーション撮影で、子どもたちが縦横無尽に駆け回る姿が印象的。『長崎の子』は長崎の坂の斜面を活かしたロングショットが良い。原爆後遺症の怖ろしさがじわじわと伝わるネオリアリズモ的な教育映画となっていた。『うなぎとり』は脚本が新藤兼人で、母親に同行して田植えの手伝いに訪れる集落でのひと夏の出来事が生き生きと描かれる。朝霧の立ち込めるショットは幽玄な美しさで、雨漏りがする寝床からウナギとりの仕掛けを回収しに川へ出かける場面が良かった。
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