相川英輔
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小説家。主な著作は『黄金蝶を追って』『ハンナのいない10月は』など。最新刊は長篇『物語たち(惑星と口笛ブックス)』。執筆・取材のご依頼等は下記リンク先よりお願いいたします。(lit.link/eisukeaikawa)
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新しい日本の作家のホラーをいくつか読んでみたが、どれも面白さは「そこそこ」止まり。ミステリ風の仕掛けや枠組みが目立つが、実話怪談風のエピソードで薄めた90年代のノベルズ推理小説みたい。加えて『リング』と『ぼぎわんが、来る』を意識しすぎて、どこかしら似てしまっている。世評がとても高い作でもそんな印象。『リング』ぽくて軽く読み流せるホラーのブーム? モキュメンタリーは、あの技法で良いものを書くのは難しいだろうが、ジャンルみたいに多く出ていて、読者は区別がつけられるか。読んでみて面白かったのは今のところ、『近畿地方のある場所について』文庫版だけか。
Postu göster『ゴジラ−0.0』鑑賞。一番ワクワクしたのは、冒頭に出てきた🐲がデザインも動きも構図も「ドラゴンスレイヤー」(81)そのままだったので、山崎貴もあれが好きなのかと初めて好感を抱き。ただ、雷撃を受けて頭が増えるなら、とり・みきさんだったら頭だらけになったのを描くだろうなと想像して笑い。
Postu göster後半、異常な状態になったニッキーをコントロールすることが無理と分かり、「ワン・ウィッシュ・ウィロー」の超自然性を認識したベアが、品物の願いを変更したり止めたりできないのかと考えて行動するのですが、その結果がどんどんと悪い結果を呼び込んでしまう…というのも本当にブラックです。 ニッキーを演じるインディ・ナバレッテの演技力がすごくて、普段のチャーミングな様子と豹変した際の異常性のギャップが強烈でした。
Postu gösterベアはその言動の不条理さに恐怖さえ抱いてしまいます。小動物を料理してしまう、ベアが外出して帰ってくるまでずっと立って待っている、など。 ベアが寝ている間、いつの間にか壁際の暗いところに立って見ている…というシーンは、特に怖いですね。 ベアとニッキー、そのほかに友人のイアンとサラ、この四人が仲の良い友人同士として描かれるのですが、もともとベアがニッキーに一方的に恋をしており、さらにサラがベアに恋をしている…という、複雑な関係性も混乱に拍車をかけています。
Postu göster一つだけ願いをかなえる魔法の品物「ワン・ウィッシュ・ウィロー」に願いをかけたことから、意中の女性に自分を好きにならせること成功した青年の苦難を描くホラー映画です。願いが叶う魔法の品物というと、有名な怪奇小説「猿の手」を思い出すのですが、「猿の手」同様、願いの代償として不幸が訪れ続けるというブラックな展開になっています。 ベアに愛情を示すようになったニッキーですが、その行動がおかしくなっていってしまうのです。ベアと親しくしようとする人間に嫉妬するとか、別の友人とのつきあいを束縛しようとか、嫉妬深さから来る行動はもちろん、日常の行動や感覚自体が異常なものになっていき、
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